3GP（3GPPファイル形式）は、Third Generation Partnership Projectによって開発された、動画と音声のコンテナ形式を含むマルチメディアファイルです。3GPファイルをコンピューターやモバイルで再生するには？この記事では、MiniTool MovieMakerをはじめとする12種類のプレイヤーをご紹介します。
3GPファイルは、3Gスマートフォンでよく使われるものですが、2Gや4Gでも開くことができます。また、3GPファイルはコンピューター上の多くの動画プレイヤーで再生できます。今回は、Windows、Mac、Android、iOSで利用できる3GPプレイヤーを12種類まとめました。
お勧め3GPプレイヤー トップ12
- VLCメディアプレイヤー
- MiniTool MovieMaker
- QuickTime Player
- Microsoft Movies & TVアプリ
- MPlayer
- GOMメディアプレイヤー
- ACG Player
- PlayerXtreme Media Player
- XPlayer
- Video Player for Android
- Power Video Player
- Infuse 6
1. VLCメディアプレイヤー
対応OS: Windows、Mac、Linux、Android、iOS、iPadOS、Windows Phone
価格: 無料
VLCメディアプレイヤー（旧VideoLAN Client）は、デスクトップとモバイルで動作する、無料でオープンソースのポータブルメディアプレイヤー兼ストリーミングメディアサーバーです。公式サイト、Microsoft Store、App Store、Google Playから簡単にダウンロードできます。ほぼすべての動画形式に対応しているため、3GPの再生に最適です。
VLCは、動画ファイルの再生の他、回転、反転、クロップ、再生速度やアスペクト比の変更、スクリーンショットの撮影、ファイル形式の変換などが可能です。また、ほぼすべての音声形式にも対応しています。
関連記事: VLCの代替品 Mac & Windows
2. MiniTool MovieMaker
対応OS: Windows
価格: 無料
MiniTool MovieMakerは無料の動画作成・編集ツールですが、動画プレイヤーとしても利用できます。MP4、AVI、WMV、MOV、MPG、VOB、3GP、RMVB、FLV、MKVなど、ほぼすべての一般的な動画形式に対応しています。透かしやバンドルは含まれません。
動画クリップ、画像、音声から動画を作成することも可能で、テキストの追加、分割、トリミング、速度変更、回転、反転、トランジションやエフェクトの適用、音楽のフェードイン・フェードアウトといった編集機能を搭載しています。
動画の再生と編集の他、3GPからMP4、AVIからMOV、VOBからMKV、GIFからAVI、MPGからWMVなどのようなファイル形式の変更が可能で、多くの出力形式に対応しています。
MiniTool MovieMakerで3GPファイルを開くには、起動後に「Import Media Files 」をクリックして3GPファイルを追加し、タイムラインにドラッグして「Play 」ボタンをクリックします。
MiniTool MovieMakerクリックしてダウンロード100%クリーン＆セーフ
3. QuickTime Player
対応OS: Mac
価格: 無料
QuickTimeは、かつてはWindowsとMacの両方で動作するマルチメディアフレームワークでしたが、Appleは2016年にWindows版のサポートを停止しており、現在は公式なWindows版は存在しません。
動画、画像、音声などさまざまな形式に対応しているQuickTimeは、Macで3GPを再生するのに最適なソフトです。再生画面では、ピクチャー・イン・ピクチャー、画面サイズの選択、字幕やクローズドキャプションの表示、動画情報の表示などができます。また、画面やムービーの録画、音声トラックの録音も可能です。
動画の分割、クリップの並べ替え、回転、反転、トリミング、音声の除去などの編集機能も備えています。
4. Microsoft Movies & TVアプリ
対応OS: Windows
価格: 無料
3GPの他、M4V、MP4、MOV、ASF、AVI、WMV、M2TSの再生が可能な、Windows用の無料プレイヤーです。Microsoft Movies & TVで3GPファイルを再生するには、ファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「Movies & TV」を選択します。
ファイルを開いたら、音量調整、動画のトリミング、スロー再生、動画上での描画、スクリーンショット撮影、フルスクリーン表示、360°動画再生などができます。また、このアプリはWindowsにプリインストールされています。
5. GOMメディアプレイヤー
対応OS: Windows、Mac、Linux、Android、iOS
価格: 無料
GOMメディアプレイヤーは無料でクロスプラットフォームのメディアプレイヤーで、AVI、3GP、OGG、WAV、SRT、SBVなど多数の動画・音声・字幕形式に対応しています。動画と音声のコーデックを内蔵しており、外部コーデックなしで動画をすぐに再生できます。
Windows版では、破損したファイルやダウンロード中のファイルも再生できます。字幕のない動画を再生すると、自動的に字幕を検索・同期し、そのフレームを保存します。また、360°動画の再生も可能です。
有料のGOMプレイヤーPlusでは、広告なしで動画を視聴したり、さらに多くの機能を利用したりできます。
関連記事: 解決済み – 2022年版 Kodiの字幕を取得する方法
6. MPlayer
対応OS: Windows、Mac、Linux
価格: 無料
MPlayerは、3GP、MP4、FLV、AAC、TIFF、JPEG、AQTitleなどさまざまなコンテナ、動画、音声、画像、字幕形式に対応する無料でオープンソースのメディアプレイヤーです。CD、DVD、動画CD、Blu-rayの再生も可能です。
VDPAU、DirectX Direct3D、OpenGLなど、動画を再生するための幅広い出力ドライバーに対応しています。
7. ACG Player
対応OS: Windows
価格: 無料
ACG Playerは、Microsoft Storeからダウンロード可能な無料メディアプレイヤーです。シンプルなユーザーインターフェースで、パネルボタンをカスタマイズでき、一般的な動画形式に対応しています。
複数の動画ファイルを一括でアップロードしたり、フォルダを追加したりできます。動画の再生中に再生速度やアスペクト比を変更したり、動画の反転、スナップショット撮影、明るさ・コントラスト・彩度・色相の調整、エフェクトの適用、音量の調節などの編集をしたりできます。
URLからオンラインストリーミングファイルを再生することも可能です。ただし、無料版のACG Playerは広告付きで、非表示にするには25ドルの有料版を購入する必要があります。
8. PlayerXtreme Media Player
対応OS: Android、iOS
価格: 無料（アプリ内課金あり）
PlayerXtreme Media Playerは、動画を観たり音楽を聴いたりできる人気の動画プレイヤー・オンラインストリーミングプレイヤーで、40種類以上のファイル形式に対応しています。Windowsエクスプローラーのような直感的なインターフェースで、動画の整理や検索が簡単です。
動画の再生中にアスペクト比や字幕の同期、テキストサイズを変更できます。また、複数の音声トラックや言語ファイルを開けるマルチトラックサポートを採用しています。
OpenSubtitlesから字幕をダウンロードしたり、ネットワークデバイスから動画をダウンロードしたりすることも可能です。
KissAsianからドラマをダウンロードしたい方は、「KissAsianから動画をダウンロードする方法」をご覧下さい。
9. XPlayer
対応OS: Android
価格: 無料（アプリ内課金あり）
XPlayer、ほぼすべての動画形式に対応し、4K/Ultra HD動画ファイルも再生できるAndroidアプリです。プライベートな動画を保護できることが特徴です。大きな画面で視聴するときは、Chromecastでテレビに動画をキャストできます。
また、XPlayerでは、ポップアップウィンドウ、分割画面、バックグラウンドで動画を再生できます。ナイトモードを搭載し、ミュートや再生速度の変更、音量や明るさの調整が可能です。自動回転、アスペクト比、スクリーンロックなどの再生オプションがあり、デバイスやSDカードにある動画ファイルを自動認識します。
Androidをお使いの方にお勧めの動画プレイヤーです。
10. Video Player for Android
対応OS: Android
価格: 無料（アプリ内課金あり）
AVI、3GP、M4V、MP4、MOV、MKVなど、一般的な動画形式すべてに対応するAndroidメディアプレイヤーです。モバイルデバイスやSDカード内の動画を自動的に識別し、ハードウェアデコードでスムーズに再生します。
複数の音楽形式に対応した音楽プレイヤーとしても使用できます。複数の字幕形式を利用でき、自動同期も行います。
11. Power Video Player
対応OS: Android
価格: 無料
Power Video Playerは、MP4、WMV、3GP、AVI、FLV、RMVBなどの一般的な動画形式に対応しており、4K動画の再生も可能です。また、再生中の動画の字幕をダウンロードすることもできます。
動画の再生中に、ミュート、再生速度の変更、テレビへのキャスト、アスペクト比・音量・再生進行状況の調整ができます。
映画の字幕をダウンロードしたい方は、「映画の字幕を無料でダウンロードできるお勧めウェブサイト トップ8」をご覧下さい。
12. Infuse 6
対応OS: iOS
価格: 無料（アプリ内課金あり）
Infuse 6は、美しいインターフェースを備え、動画情報にすばやくアクセスできるiOSアプリです。さまざまな動画、音声、字幕形式に対応しており、iPhone、iPad、Apple TVで動作します。Mac、PC、NAS、Wi-Fiハードディスク、Plex、Jellyfinといった他のアプリ、Google Drive、Dropbox、iCloudなどのクラウドサービスからストリーミングすることも可能です。
複数の動画トラック、8種類のズームオプション、連続再生などの機能を持ち、OpenSubtitlesからの字幕検索・ダウンロードや、ネットワークデバイスからの動画ダウンロードも可能です。ただし、iTunesから購入したDRM付きの映画や番組には対応していません。
最後に
以上、コンピューターやモバイルで3GP動画ファイルを簡単に開けるプレイヤーを12種類ご紹介しました。他に良い3GPプレイヤーをご存じでしたら、コメント欄で共有して下さい。ご質問がございましたら、コメント欄にお寄せいただくか、[email protected]までお問い合わせ下さい。
3GPプレイヤー よくある質問
3GP動画ファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「Windows Media Player」をクリックするだけで再生できます。Windows Media PlayerはWindows内蔵のメディアプレイヤーで、3G2ファイルを開くこともできます。
- Zamzarのウェブサイトにアクセスし、「Add Files」をクリックして3GP動画をアップロードします。
- 「Convert to」ボックスで、ドロップダウンリストから MP4を選択します。
- 「Convert」をクリックします。変換が完了したら、「Download」をクリックして、MP4ファイルを保存します。
- CloudConvert のウェブサイトを開き、「Select File」をクリックして3GP動画を追加します。
- 「Convert to」ボックスで、出力形式として「MP3」を設定し、「Convert」をクリックします。
- 変換が完了するとポップアップウィンドウが表示されるので、「Download」をクリックしてMP3ファイルをダウンロードします。
VLCは幅広いメディア形式に対応し、ほぼすべてのマルチメディアファイルやストリーミングプロトコルを再生できるので、もちろんMKVファイルも再生可能です。
作者について
ポジション: コラムニスト