MKV(Matroska Multimedia Container)は、オープンスタンダードのフリーコンテナ・ファイル形式で、1つのファイルに映像・音声・画像・字幕トラックを無制限に保持できるため、映画やテレビ番組などのマルチメディアコンテンツに適しています。
しかし、MKVファイルの再生に対応していないプレイヤーもあります。では、どのプレイヤーならMKVを再生できるのでしょうか?お勧めのMKVプレイヤーは?
次のパートから、試す価値のあるMKVプレイヤーを見ていきましょう。
MKVプレイヤー トップ16
- MiniTool MovieMaker
- VLC
- 5KPlayer
- Media Player Classic
- DivX Plus Player
- CyberLine PowerDVD
- RealPlayer
- KMPlayer
- Potplayer
- GOM Player
- SMPlayer
- UMPlayer
- Perian
- MPlayerX
- MoliPlayer
- MX Player
MKVを簡単に再生できるプレイヤー トップ16
#1. MiniTool MovieMaker
対応OS: Windows
MiniTool MovieMakerはWindows用の動画編集ソフトウェアですが、MKVファイルの再生にも利用できます。広告もバンドルもなく無料です。
単にMKVファイルを再生するだけでなく、MP4やAVIなど別の動画形式からMKVに変換することもできます。
主な機能:
- 無料、広告なし
- MKV、MP4、AVI、MOV、FLV、VOBなどを再生
- MKVを他の動画ファイルや音声ファイルに変換
- 字幕の追加、回転、トリミング、分割、音楽の追加が可能
- 動画の解像度を変更
- ワンクリックでハリウッド風ムービーを作成
#2. VLC Media player
対応OS: Windows、Mac、Linux、Android、iOS、Windows Mobile
VLC Media Playerは、コーデックをインストールせずにMKVファイルを再生できるオープンソースのメディアプレイヤーです。
MKVファイルに含まれるほとんどの動画・音声ストリームに対応しており、複数の動画・音声・字幕トラックをきちんと整理した上で操作できます。
ただし、ファイルを開くのに時間がかかり、インターフェースも分かりにくいです。動画の回転など高度な編集機能を搭載していますが、非常に複雑で使いづらいので、編集には別のソフトを使用することをお勧めします。
#3. 5KPlayer
対応OS: Windows 10/8/7/XP、Mac OS X 10.6以降
5KPlayerにはMKVコーデックが搭載されているため、任意の動画・音声コーデックであらゆるMKVファイルを再生できます。もちろん、MP4、HEVC、M2TS、H.264、MPEG-4、AVI、MOV、WMV、FLVなど他の形式のファイルも、720p、1080pフルHD、4K Ultra HDでの再生に対応しています。
その他の機能:
- ロッシー・ロスレス音楽の再生
- 300以上のオンライン動画サイトからMKV映画を、1000以上の動画サイトから動画と音楽を無料でダウンロード
関連記事:YouTubeから音声をダウンロードする.
#4. Media Player Classic
対応OS: Windows
Media Player Classic(別名:MPC-HC)は、Windowsで最もダウンロードされているオープンソースの動画プレイヤーで、MKVの再生にも対応しています。広告やツールバー、スパイウェアもないので、安心して使用できます。
ただし、MKVコーデックがデフォルトで搭載されていないので、字幕を表示させる際に問題が発生することがあります。この場合は、Media Player Classicコーデックパックをダウンロード・インストールし、MPCを再インストールします。
#5. DivX Plus Player
対応OS: Windows、Mac
DivX Plus Playerは、スムーズな早送り・巻き戻しや、最大8つの字幕・音声トラックに対応しており、MKVの再生にも適したプレイヤーです。
ただし、無料で利用できる機能がないこと、MKVの再生にはBlu-Rayの再生機能を追加しなければならないことが難点です。
#6. CyberLink PowerDVD
対応OS: Windows 10、Windows 8、Windows 7、Windows Vista
PowerDVDはWindows 10用ソフトウェアで、ユーザーのニーズに応じて3種類のオプション(スタンダード、プロ、ウルトラ)を提供しています。最新の空間オーディオに対応し、没入感のある360˚VR体験を実現するオールラウンド・マルチプレイヤーで、YouTubeやVimeoからの動画ダウンロードも可能です。
関連記事:YouTubeの動画をダウンロードする
PowerDVDには無料版はありませんが、30日間の試用期間があります。
#7. RealPlayer
対応OS: Windows、macOS、Linux、Android
RealPlayerは、一般的な動画コーデックを使用したMKVファイルを無料で再生できる動画プレイヤーです。オンラインサイトからMKV動画をダウンロードしたり、MKVから他のファイル形式(MP4など)に変換したりすることも可能です。
#8. KMPlayer
対応OS: Windows
KMPlayerは、MPEG 1/2/4、ASF、MKV、FLV、MP4、DVDなどの幅広い動画コーデックと形式に対応しています。画像のフィルタリング、サウンドトラック、明るさ、彩度、ズーム、途中再生などといった調整も可能です。
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バンドルソフトや不快な広告が含まれているなど、いくつかの欠点があります。
#9. Potplayer
対応OS: Windows
Potplayerの開発チームの一部は、KMPlayerから異動してきた従業員です。しかし、Potplayerは4K高解像度の動画に対応したGPUハードウェアデコーディングに対応している、優れたMKVプレイヤーです。
HEVCコーデックにより鮮明な映像やクリアな音声が再生されるので、フリーズやラグ、音声の途切れもありません。コンピューターのCPU使用率を必要最低限に抑えるため、システムの応答性が向上します。
#10. GOM Player
対応OS: Windows
GOM Playerは、H264、HEVC、VP8のコーデックで再生できる、韓国製の無料MKVプレイヤーです。ただし、VP9コーデックには対応していません。
開発元は情報の透明性が高く誠実で、デスクトップにエントリーレベルの要件がある、
対応していない動画形式があるなど、すべての欠点が製品ウェブページの仕様欄に記載されています。
#11. SMPlayer
対応OS: Windows
SMPlayerはMedia Player Classicと似たインターフェースですが、コーデックなしであらゆる動画ファイル形式を再生でき、もちろんMKVにも対応しています。
#12. UMPlayer
対応OS: Windows
UMPlayerは、MKV、MP4、MOV、HEVC、AVI、WMVなどの再生に適したマルチフォーマット・メディアプレイヤーで、YouTubeの動画を検索することもできます。ただし、YouTubeのストリーミングや録画、ハードウェアデコードはできません。
#13. Perian
対応OS: Mac
Perianは、MKV、AVI、DIVX、FLV、GVI、VP6など幅広い形式のファイルを再生できる、オープンソースのQuickTimeアドオンです。MacのQuickTime Playerを使ってMKVを再生できない場合、このアドオンをインストールすることで再生できるようになります。
#14. MPlayerX
対応OS: Mac OS X 10.7以降
MPlayerXはシンプルでパワフル、そして見た目にも美しいMac用MKVプレイヤーです。MPEG、VOB、Matroska(MKV)、ASF/WMA/WMV、VIVO、QT/MOV/MP4、AVI、Ogg/OGM、RealMedia、NUT、NuppelVideoなどの再生に対応しています。つまり、世界中のほぼ全てのメディア形式を、プラグインやコーデックパッケージなしで再生できるのです。
簡単なジェスチャーなどで再生をコントロールしたり、字幕ファイルのエンコード方式を検出・変換することにより自動的に字幕を表示させたりできます。
#15. MoliPlayer
対応OS: iOS
iPhoneやiPadでMKVファイルを再生したい方には、MoliPlayerがお勧めです。3GP、ASF、AVI、MKV、MOV、M4Vなど、ほとんどの動画ファイル形式を再生できます。また、ファイル内の複数の音声トラックや多言語字幕にも対応しています。
このアプリなら、ムービーコレクションの整理も簡単です。
#16. MX Player
対応OS: Android
MX Playerは、マルチコアデコードに対応し、あらゆるメディアファイル形式を再生し、プラグインによる機能拡張も可能なAndroid初の動画プレイヤーです。ピンチやスワイプで簡単に拡大・縮小ができます。
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もっと読む: MKVファイルに関する3つのヒント
MKVファイルを再生する方法
ここまで読んで、試してみたいMKVプレイヤーが見つかったと思います。Windows 7/8/10をお使いの方は、無料かつ広告なしでMKVを再生できるMiniTool MovieMakerをお試し下さい。
MiniTool MovieMakerクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
MKVファイルを再生するには、以下の手順に従って下さい。
- MiniTool MovieMakerをダウンロード・インストールします。
- 起動してインターフェースに入ったら、「Import Media Files」をクリックしてMKVファイルをインポートします。
- それをタイムラインにドラッグします。
- 「Play」ボタンをクリックして再生します。
MKVを別のファイル形式に変換する
MKVに対応したプレイヤーであれば正常に再生できますが、お使いのプレイヤーでMKVを再生できない場合、あるいはどのMKVプレイヤーを選べば良いか分からない場合は、無料のファイルコンバーターでファイル形式を変更しましょう。
ここでは、無料の動画編集ソフト「MiniTool MovieMaker」をお勧めします。MKVファイルを簡単に再生できるだけでなく、MP4からMP3、WebMからMP4、WAVからMP3といったようにファイル形式を変更できます。もちろん、ほぼすべてのデバイスとオペレーティングシステムで再生できるMP4などに変換することも可能です。
MKVをMP4に変換するには、以下の手順に従います。
- MiniTool MovieMakerを起動します。
- MKVファイルをインポートします。
- タイムラインにドラッグ&ドロップします。
- 「Export」をクリックします。
- 動画に名前を付け、保存先を選択します。「Settings」をクリックすると、動画の画質や解像度を変更できます。
- 「Export」ボタンをクリックしてファイルを変換します。
MKVファイルを編集する
MiniTool MovieMakerは本来動画編集ツールであり、MKVファイルの編集も可能です。
- 動画に字幕を付けて、ストーリーを伝える
- 動画の分割
- 動画をトリミングして不要な部分を削除する
- 動画を結合して1つのムービーにする
- エフェクトの追加
- トランジションの適用
- 音楽の追加や、フェードイン・フェードアウトなどの編集
MKVファイルを再生したり、他のファイル形式に変更したり、編集したりするにはどうすれば良いでしょうか?Twitterでシェア
最後に
どのMKVプレイヤーを選ぶかまだ決まっていない方は、MiniTool MovieMakerをダウンロードして下さい。MKVファイルの再生、他のファイル形式への変換、編集が無料ででき、広告もバンドルもありません。
MKVプレイヤーについてご意見がございましたら、コメント欄にお寄せ下さい。なるべく早く記事を更新いたします。
MiniTool MovieMakerについてのご質問は、[email protected]までお気軽にお問い合わせ下さい。
MKVプレイヤー よくある質問
MKVファイルはマルチメディアコンテナ形式なので、音声・映像・字幕が1つのファイルに格納されます。MKVファイルは未来に目を向けて設計されているので、決して流行遅れにはなりません。MKVファイルを再生するには、MiniTool MovieMakerなど、MKVの再生に対応したソフトを使用します。
もちろん、VLCでMKVファイルを再生できます。VLCは無料のクロスプラットフォームメディアプレイヤーなので、MKVを含むほぼすべての動画形式を認識・再生することが可能です。
Blu-RayプレイヤーではMKVを再生できないので、他のファイル形式に変更する必要があります。