不快なノイズや著作権で保護された音楽などが原因で、動画から一部の音声を削除したい場合があります。このガイドでは、その作業を手軽に行える方法を4つご紹介します。
動画から一部の音声を削除する理由
動画から一部の音声を削除する目的はさまざまですが、主な理由は次でまとめています。
- 著作権問題の回避:音楽などが著作権で保護されており使用権がない場合、法的トラブルを避けるために削除します。
- 音質の改善:風や交通などの背景ノイズや録音状態の悪さを取り除くことで、音声がよりクリアになります。また、動画の主題にそぐわない音声をカットして重要な部分を際立たせることもできます。
- 感情的な効果の演出:動画の一部を無音にすることで緊張感やインパクトを高めるなど、演出上の効果が得られます(例:ホラー場面での無音)。
- ファイルサイズの削減:不要な音声を削ることで動画ファイルの容量を小さくすることができます。
つまり、ビデオから一部の不要なオーディオを取り除くことで、動画の視聴や共有がより快適になります。
動画から音声の一部を削除する方法
この部分では、動画から音声の一部を削除する簡単な方法を4つ紹介します。ディスクトップアプリとオンラインツールも含まれています。
方法1:MiniTool MovieMaker(ディスクトップ)
透かしのない無料動画編集ソフトであるMiniTool MovieMakerは、動画編集の初心者に一番おすすめのツールです。直感的なインターフェイスで、誰でも簡単に素晴らしい動画が作成できます。
MiniTool MovieMakerには、動画のトリミング、分割、クロッピング、再生速度調整(早送り、スローモーション、逆再生)、色調整のための3D LUTなど、豊富な編集ツールを備えているだけでなく、トランジション、テキスト、フィルター、エフェクト、モーションを追加して、視覚効果を高めることもできます。
もちろん、このソフトウェアを使って動画のオーディが編集できます。BGMの音量を調整したり、動画からオーディオ全体や一部を削除したり、フェードイン・フェードアウトの効果を追加したりすることも可能です。
MiniTool MovieMakerは、MP4、AVI、MOV、MP3など、複数の動画形式に対応して、必要な形式で編集した動画をエクスポートすることができます。さらに、このビデオエディターはマルチトラック編集に対応しており、動画、写真、音声ファイルを個別に編集できます。また、メイントラック上の動画クリップとサブトラック上の画像、テキスト、フィルター、要素、エフェクトなどと一緒に編集できるグループ編集機能も提供しています。
では、下のガイドに従って、MiniTool MovieMakerを使って動画の一部の音声を削除しましょう。
ステップ1:MiniTool MovieMakerをダウンロードしてインストールする
下のボタンをクリックして、MiniTool MovieMakerのインストールパッケージを入手します。そして、画面の指示に従って、ソフトウェアをお使いのWindows PCにインストールしてください。
MiniTool MovieMakerクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
ステップ2:動画をインポートする
ソフトウェアを起動し、プロジェクトウィンドウを閉じてメインインターフェイスに入ります。次に、「メディアファイルインポート」セクションをクリックして、一部の音声を削除したい動画をアップロードします。そして、タイムラインにドラッグします。

ステップ3:動画を分割する
動画から音声の一部を削除する前に、まずその部分を全体から分割する必要があります。
動画の再生を開始し、音声を削除したい部分の先頭で一時停止し、再生ヘッドのハサミアイコンをクリックして分割を実行します。
次に、再生ヘッドを音声を削除したい部分の終了点に移動して、ハサミアイコンをクリックします。
それで、音声を削除したい部分を全体から切り離します。

ステップ4:この部分の音声を削除する
タイムラインで切り離された部分を選択してハイライトし、ミュートアイコン(スピーカー)をクリックすると、音声がミュートされます。または、音声を削除したい部分を右クリックし、ドロップダウンリストから「オーディオをミュート」を選択して、バックグラウンドサウンドを削除することもできます。

ステップ5:編集した動画をエクスポートする
右上の「エクスポート」ボタンをクリックすると、エクスポートウィンドウが開きます。ここで、動画の名前、保存先、形式、解像度などのオプションがニーズに応じてカスタマイズできます。設定が完了したら、赤い「エクスポート」ボタンをクリックして動画を保存します。

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方法2:CapCut
CapCutは、プロフェッショナルなショート動画を簡単に作成できるように設計された強力な動画編集アプリケーションです。トリミング、分割、速度変更、アスペクト比のカスタマイズなど幅広い編集ツールに加えて、音楽、キャプション、その他のビジュアル要素も追加できて、独自の雰囲気を作成することもできます。
また、CapCutはユーザーフレンドリーなインターフェイスがあり、初心者でもスムーズに使用できます。
CapCutにも音声が編集できるツールが備えています。音量を調整したり、動画をミュートしたり、動画から一部の音声を削除したりすることができます。
CapCutを使って動画から音声の一部を削除する方法は次の通りです。
ステップ1:CapCutをデバイスにダウンロードしてインストールします。
CapCutのウェブサイトにアクセスしてソフトウェアをダウンロードします。画面の指示に従ってデバイスにインストールします。
ステップ2:動画を追加する
「メディア」タブの「インポート」ボタンをクリックして、CapCutに動画を追加します。編集したい動画を直接ソフトウェアにドラッグ&ドロップすることもできます。次に、インポートした動画をタイムラインにドラッグします。

ステップ3:動画を分割する
動画の再生を開始し、音声を削除したい動画セグメントの先頭で停止し、タイムラインツールバー上の分割アイコンをクリックして動画を分割します。
動画をもう一度再生し、音声を削除したいクリップの末尾で停止します。次に、分割アイコンをクリックします。

ステップ4:音声を削除する
音声を削除したい動画クリップをクリックします。右上の「オーディオ」タブに進み、「音量」オプションを見つけます。音量スライダーを左へドラッグして0にします。これで、その動画の音声が消えます。

ステップ5:動画をエクスポートする
右上の「エクスポート」アイコンをクリックします。次のエクスポートウィンドウでは、ビデオの解像度、出力形式、フレームレートなどをカスタマイズして、青い「エクスポート」アイコンをクリックして、動画をデバイスに保存します。

つまり、簡単に動画中の一部の音声を削除したい場合、CapCutを試す価値があります。
方法3:VEED.IO
ソフトをダウンロードしたくない、オンラインで動画から一部の音声を削除したい方は、オンライン動画編集ツールVEED.IOを試してみましょう。ダウンロード必要はなく、ブラウザで直接的に利用できるツールで、デバイスのストレージ容量が限られている場合にとても適切です。
VEED.IOは使いやすいし、動画編集の経験がなくてもスムーズに使用できます。数回クリックだけで、動画の特定の部分または全体をミュートすることができます。動画から元のオーディオを削除した後、他の音楽オーディオファイルを追加することもできます。
このオンラインツールでは、音声の削除に加えて、動画のトリミング、回転、字幕の追加、再生速度の調整、背景の削除など、様々な機能を備えています。
VEED.IOを使って動画から音声の一部を削除する方法を下で説明します。
ステップ1:VEED.IOの音声除去ツールを開く
ブラウザでVEED.IOのウェブサイトにアクセスします。上部のメニューバーから「製品」オプションを選択し、画面を下にスクロールして「動画から音声を除去」ツールを見つけてクリックします。

ステップ2:動画をアップロードする
音声除去ツールの画面で「動画を選択」をクリックします。次のウィンドウで「Upload a File」をクリックし、一部の音声を削除したい動画を追加します。また、ビデオを直接ドラッグ&ドロップすることもできます。

ステップ3:動画を分割する
タイムラインで再生ヘッドをドラッグし、音声を削除したい動画の開始点に配置して、はさみアイコンをクリックします。
次に、再生ヘッドを音声を削除したい動画の終了点までドラッグし、はさみアイコンをもう一度クリックします。
これで、音声を削除したい部分が分割されました。

ステップ4:オーディオを削除する
オーディオを削除したい動画クリップを右クリックし、「オーディオ」オプションを選択して、「オーディオをミュート」オプションをクリックして、音声を削除します。

ステップ5:動画をエクスポートする
動画の編集が完了したら、右側のサイドバーにあるダウロードアイコンをクリックして、「ビデオをエクスポート」を選択して動画ファイルをデバイスに保存します。

VEEDで簡単に動画の一部の音声を削除することができますが、保存した動画に透かしを入れることにご注意ください。
方法4:Kapwing
Kapwingは、使いやすくてパワフルなオールインワンのオンライン動画編集ソフトです。このプラットフォームは、初心者でもプロでも、あらゆるレベルのユーザーに適しています。ブラウザで簡単に操作できます。
Kapwingには、多くの便利な編集機能が搭載されています。動画から特定の音声部分を簡単に削除したり、動画を希望の長さにカット・トリミングしたり、効果音や音楽を追加して動画を仕上げたり、様々なフィルターやエフェクトを適用して動画の雰囲気を変更したりするなど、様々な編集操作が簡単に実行できます。
また、このオンラインツールでは、多くの動画形式と解像度に対応していて、ニーズに応じて必要な形式と解像度を選択することができます。
Kapwingを使用して動画から特定の音声部分を削除するには、以下の手順に従ってください。
ステップ1:Kapwingを開く
ブラウザを開き、Kapwing の公式ウェブサイトにアクセスします。
ステップ2:動画を追加する
「+ Create new」ボタンをクリックし、「Click to upload」セクションをクリックして、オプションを選択して、編集したい動画をKapwingに追加します。

ステップ3:動画を分割する
再生ヘッドを、オーディオを削除したいクリップの先頭に移動し、タイムライン上のハサミアイコンをクリックします。
再生ヘッドを、オーディオを削除したいクリップの末尾に移動し、タイムライン上のハサミアイコンをクリックします。

ステップ4:オーディオを削除する
タイムラインで切り離された動画のクリップを選択して、右側のパネルの「音量」セクションに移動し、音量スライダーを左端までドラッグしてオーディオを削除します。

ステップ5:ビデオをエクスポートする
インターフェイスの右上にある黄色の「プロジェクトをエクスポート」ボタンをクリックして、ビデオをエクスポートします。

これで完了です。Kapwingを使えば、動画から音声の一部を削除できることも簡単になるでしょう。
結論:
不要な音を取り除いて動画全体の質を向上させたり、静かなシーンを作って強い感情表現をしたりするなど、様々な目的によって、動画から音声の一部を削除する必要があります。この場合、上記で紹介した4つの方法をご参照ください。
デスクトップアプリケーションのほうが好きな場合、MiniTool MovieMakerとCapCutをおすすめ、アプリをダウンロードしたくない方は、オンラインツールのVEED.IOやKawpingを試す価値があります。ニーズに応じて、自由に選択しましょう。
最後に、MiniTool MovieMakerの利用中にご不明点がございましたら、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。
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